「お、おじさん!」
サザエさんのナカジマみたいな驚き方をしたシンバル男。
「なにやってんだ?お前ら・・・あ、君はタカさん(仮名44歳♀)とこの・・・」
タカさん、ってのは僕の母親です。
実は、僕の母は、地元ではたいへん有名で、小さい頃、神童と言われていたらしく、全ての成績が県下一。将来を期待されていたのですが、途中、母の母(祖母ですね)が亡くなりまして「幼い弟たちの面倒をみるために進学を断念した」という美談まで加わって、とうの息子が驚くほどに有名人なのでした。
神童話はよく聞きますが、なにしろ、それにあやかろうと子供に母と同じ名前をつけた、という例も複数あるほどで、実際、中学の同学年にも1人いたほどなんです。
ですから、○○のお子さん、という場合は、普通、父の子として呼ばれますが、僕は母の子として呼ばれることが多かったのです。
その神童の実の子供は、今、スーザホン首にしょって警察につかまってます。

<スーザホン>
「わたし、孝昭の叔父ですが、この子たちがなにかしたんですか?」
駐在さんに尋ねる叔父さん。
「いえね・・・」
駐在さんは、この時ばかりはと、とにかく極悪非道を繰り返す不良高校生の話を始めました。
最初、それが僕たちのこととは思えなかったほどの言いようです。
「なんですって?」
「なにやってんだ。孝昭!・・・それに君も。なんだその格好は?お母さんが悲しむぞ」
母は笑うと思いますけどね・・・。余計なお世話です。
立場は大逆転。とうの孝昭くんは、反論もできずにすっかりしょげてしまいました。
叔父さん、というのはやっかいです。実の父親とはまったく違った微妙な距離感。
「お前ら、駐在さんに土下座してあやまれ!」
え!?
土下座?
歩いていただけで?
スーザホンしょってんのに?
「まぁまぁ、叔父さん、彼らもじゅうぶんに反省していますから」。
反省ぃぃぃぃ?
さっきまで「ぐ・・・・」とか言っていたくせに・・・。
「なぁ。もうしないだろう?」
「はい。すみませんでした・・・・。 もうしません・・・」
「声が小さあい!」
これは孝昭の叔父(呼び捨て)。
なんなんだ?この体育会系の叔父さんは?
「すみませんでした!もうしません」
この「もうしません」って言葉が情けない・・・。
「よーし。しかし、孝昭。兄さんには俺から報告するからな!」
「はい・・・」
しかし、この体育会系叔父さんのおかげで、その場はまるく(ないけど)おさまり、僕たちはすごすごと、鎧兜やらスーザホンのまま学校へともどるのでした。
学校では、バドミントン部が「ネットを張るポールがない」というので大騒ぎになっておりましたが、そんなことは、まぁ、すでにどうでもいいことでした。
それにしても、あの駐在さんの言いよう。勝ち誇ったあの顔。
「戦線布告だな・・・」。
言い出したのは、一番としょげかえっていた孝昭くんです。
ここに僕たちと駐在さんの、2年にも渡る長い長い戦いが始まったのでした。
ええ。「もうしません」でしたよ。”レーダーの妨害” は。


第6話 「宣戦布告」へ続く
サザエさんのナカジマみたいな驚き方をしたシンバル男。
「なにやってんだ?お前ら・・・あ、君はタカさん(仮名44歳♀)とこの・・・」
タカさん、ってのは僕の母親です。
実は、僕の母は、地元ではたいへん有名で、小さい頃、神童と言われていたらしく、全ての成績が県下一。将来を期待されていたのですが、途中、母の母(祖母ですね)が亡くなりまして「幼い弟たちの面倒をみるために進学を断念した」という美談まで加わって、とうの息子が驚くほどに有名人なのでした。
神童話はよく聞きますが、なにしろ、それにあやかろうと子供に母と同じ名前をつけた、という例も複数あるほどで、実際、中学の同学年にも1人いたほどなんです。
ですから、○○のお子さん、という場合は、普通、父の子として呼ばれますが、僕は母の子として呼ばれることが多かったのです。
その神童の実の子供は、今、スーザホン首にしょって警察につかまってます。
<スーザホン>
「わたし、孝昭の叔父ですが、この子たちがなにかしたんですか?」
駐在さんに尋ねる叔父さん。
「いえね・・・」
駐在さんは、この時ばかりはと、とにかく極悪非道を繰り返す不良高校生の話を始めました。
最初、それが僕たちのこととは思えなかったほどの言いようです。
「なんですって?」
「なにやってんだ。孝昭!・・・それに君も。なんだその格好は?お母さんが悲しむぞ」
母は笑うと思いますけどね・・・。余計なお世話です。
立場は大逆転。とうの孝昭くんは、反論もできずにすっかりしょげてしまいました。
叔父さん、というのはやっかいです。実の父親とはまったく違った微妙な距離感。
「お前ら、駐在さんに土下座してあやまれ!」
え!?
土下座?
歩いていただけで?
スーザホンしょってんのに?
「まぁまぁ、叔父さん、彼らもじゅうぶんに反省していますから」。
反省ぃぃぃぃ?
さっきまで「ぐ・・・・」とか言っていたくせに・・・。
「なぁ。もうしないだろう?」
「はい。すみませんでした・・・・。 もうしません・・・」
「声が小さあい!」
これは孝昭の叔父(呼び捨て)。
なんなんだ?この体育会系の叔父さんは?
「すみませんでした!もうしません」
この「もうしません」って言葉が情けない・・・。
「よーし。しかし、孝昭。兄さんには俺から報告するからな!」
「はい・・・」
しかし、この体育会系叔父さんのおかげで、その場はまるく(ないけど)おさまり、僕たちはすごすごと、鎧兜やらスーザホンのまま学校へともどるのでした。
学校では、バドミントン部が「ネットを張るポールがない」というので大騒ぎになっておりましたが、そんなことは、まぁ、すでにどうでもいいことでした。
それにしても、あの駐在さんの言いよう。勝ち誇ったあの顔。
「戦線布告だな・・・」。
言い出したのは、一番としょげかえっていた孝昭くんです。
ここに僕たちと駐在さんの、2年にも渡る長い長い戦いが始まったのでした。
ええ。「もうしません」でしたよ。”レーダーの妨害” は。


第6話 「宣戦布告」へ続く








くっ、いいところで出てきやがってよー。じゃますんじゃねーよ!
あ〜〜〜
こんな初めの方で、たかさんの名前にあやっかった同級生がいたこと、書いていらしたんですね〜@@
もうしません...
確かに,レーダー妨害は今後一切出てきていませんね☆
最近ぼくちゅうにはまり始め,1週間でようやく最新まで行き着きました.
>りおさん
ありがとー。
でも、最新にコメ入れないと見落としちゃいます。
今後は最新でどうぞ!!!!
待ってますね〜