「さぁ、これで学校は安心だ。どうせ授業、受けたくないんだろうからゆっくり書け!」
安心なもんか。学校に「エロ本拾った」などと報告しやがって。
しかし、思うのですが、このシチュエーションって、自転車の速度違反で捕まった時とおんなじなんですが。
普通、拾得物届け出ってのは、こんなに尋問みたいにやられるんでしょうか?
表向き「いいこと」してるのに。って、いいことじゃありませんけどね。
「ところで奥さんは・・・?」
下心満載の友人が、かんじんなことをたずねました。
「あ?加奈子?(仮名22歳)」
そうか、加奈子さんって言うんだぁ。いい名前だなぁ・・・。たぶん、どんな名前を言われようと「とめ」とか「くま」でない限りは、きっとそう思ったことでしょうが。
「今、留守だ」。
「へ?」
「うん。会いたいらしい、とは言ったが、いるとは言わなかったが?」
「ぐ・・・」。
くそう。こんなところで「ワザアリ」をとられてしまうとは。くやしい。
「いいから、さっさと書け。まず、ここに住所氏名」
「はいはい・・・・」
もう、すっかりふてくされてしまっていた僕ですが、言われた通りにするしかありません。
「うん、書いたな。次にな、拾得物の名前」
と言って、西条の置いていった○○ファンを机の上に投げ出した駐在さん。
うわぁ。すっげー表紙・・・・・。
今日、授業まともにうけられるだろうか?
「え、それも僕が書くんですか?」
「あたりまえだろう」。
うーん。あたりまえとか言われちゃったよ。
「まずな、雑誌 ○○ファン3月号・・・」
「はい・・・○○ファン3月号・・・」
書いているそばで顔から火が出そうな思いでした。西条の馬鹿野郎・・・。
この「3月号」というのを覚えておいてください。これが後に問題をひきおこします。
「うんうん。その横にな、『特集 縄に××××する女たち』・・・と」
はぁ?
「えー!特集名まで書くんですか?」
「うん。固有物は明確にわかるようにしないといかん」。
「え!そういうもんなんですか?」
「決まりなんだからしょうがないだろう」。
「はぁ・・・・」。
決まりとまで言われてはしかたありません。
「とくしゅう・・・・なわに××××する、おんなたち・・・と」。
しかし、未成年にこんなこと書かせるおまわりがどこにいる?って、ここにいますけどね。
「書きました」。
「よーし。あとはいい。拾ったのは肉屋の前だったな?」
「あ?あーーー。そうだったような気もします。なにしろ拾ったのは西条くんなので・・・」
「ああ。こないだ葬式あげたヤツ、な。もう生き返ったのか?」
「え、えー、まぁ。坊主の誤診だったみたいで・・・・・」
くそーっ。
ことごとくやられっぱなしの僕たち。
ここまで見事に逆襲されるとは思ってもみませんでした。
しかし、彼の逆襲は、ここで終わりではありませんでした。
「よし。じゃぁ、公欠届けと、この届け出用紙のコピー、学校に持ってけ」
「は?」
「だから、遅刻の届け出用紙を書いてやったから。これがないとお前らただの遅刻になっちゃうからな。それと、届け出用紙のコピー」。
いや。前者はいいとして、後者はなぜ必要なのでしょう?
「あの・・・届け出用紙のコピーはいりませんから」。
「そうか?証拠物品なのに。公文書だぞ。公文書」。
”縄に××××する女達”なんて書かれた公文書いりません。
「まぁ、いらんと言うのなら・・・。じゃぁ、ご苦労さん。」
「そうそう1年して持ち主が現れなかったら、お前のものになるんだが・・・未成年だからな。そのまま没収でいいか?」
「ええ。かまいませんよ。でも、拾ったのは、西条くんですから」。
「そうか。死んでたんだっけな。西条」。
くそー。くやしい。
結局、美人な奥さんにも会えず、恥ずかしい文書を書いただけで駐在所を後にした僕たち。
1時限めの途中で登校した僕たちは、昼休みに案の定、先生の呼び出しをくらいました。
実はそこには、さらなるナワが・・・もとい、ワナが待っていたのです。


いよいよ1章佳境。第10話へと続きます!
安心なもんか。学校に「エロ本拾った」などと報告しやがって。
しかし、思うのですが、このシチュエーションって、自転車の速度違反で捕まった時とおんなじなんですが。
普通、拾得物届け出ってのは、こんなに尋問みたいにやられるんでしょうか?
表向き「いいこと」してるのに。って、いいことじゃありませんけどね。
「ところで奥さんは・・・?」
下心満載の友人が、かんじんなことをたずねました。
「あ?加奈子?(仮名22歳)」
そうか、加奈子さんって言うんだぁ。いい名前だなぁ・・・。たぶん、どんな名前を言われようと「とめ」とか「くま」でない限りは、きっとそう思ったことでしょうが。
「今、留守だ」。
「へ?」
「うん。会いたいらしい、とは言ったが、いるとは言わなかったが?」
「ぐ・・・」。
くそう。こんなところで「ワザアリ」をとられてしまうとは。くやしい。
「いいから、さっさと書け。まず、ここに住所氏名」
「はいはい・・・・」
もう、すっかりふてくされてしまっていた僕ですが、言われた通りにするしかありません。
「うん、書いたな。次にな、拾得物の名前」
と言って、西条の置いていった○○ファンを机の上に投げ出した駐在さん。
うわぁ。すっげー表紙・・・・・。
今日、授業まともにうけられるだろうか?
「え、それも僕が書くんですか?」
「あたりまえだろう」。
うーん。あたりまえとか言われちゃったよ。
「まずな、雑誌 ○○ファン3月号・・・」
「はい・・・○○ファン3月号・・・」
書いているそばで顔から火が出そうな思いでした。西条の馬鹿野郎・・・。
この「3月号」というのを覚えておいてください。これが後に問題をひきおこします。
「うんうん。その横にな、『特集 縄に××××する女たち』・・・と」
はぁ?
「えー!特集名まで書くんですか?」
「うん。固有物は明確にわかるようにしないといかん」。
「え!そういうもんなんですか?」
「決まりなんだからしょうがないだろう」。
「はぁ・・・・」。
決まりとまで言われてはしかたありません。
「とくしゅう・・・・なわに××××する、おんなたち・・・と」。
しかし、未成年にこんなこと書かせるおまわりがどこにいる?って、ここにいますけどね。
「書きました」。
「よーし。あとはいい。拾ったのは肉屋の前だったな?」
「あ?あーーー。そうだったような気もします。なにしろ拾ったのは西条くんなので・・・」
「ああ。こないだ葬式あげたヤツ、な。もう生き返ったのか?」
「え、えー、まぁ。坊主の誤診だったみたいで・・・・・」
くそーっ。
ことごとくやられっぱなしの僕たち。
ここまで見事に逆襲されるとは思ってもみませんでした。
しかし、彼の逆襲は、ここで終わりではありませんでした。
「よし。じゃぁ、公欠届けと、この届け出用紙のコピー、学校に持ってけ」
「は?」
「だから、遅刻の届け出用紙を書いてやったから。これがないとお前らただの遅刻になっちゃうからな。それと、届け出用紙のコピー」。
いや。前者はいいとして、後者はなぜ必要なのでしょう?
「あの・・・届け出用紙のコピーはいりませんから」。
「そうか?証拠物品なのに。公文書だぞ。公文書」。
”縄に××××する女達”なんて書かれた公文書いりません。
「まぁ、いらんと言うのなら・・・。じゃぁ、ご苦労さん。」
「そうそう1年して持ち主が現れなかったら、お前のものになるんだが・・・未成年だからな。そのまま没収でいいか?」
「ええ。かまいませんよ。でも、拾ったのは、西条くんですから」。
「そうか。死んでたんだっけな。西条」。
くそー。くやしい。
結局、美人な奥さんにも会えず、恥ずかしい文書を書いただけで駐在所を後にした僕たち。
1時限めの途中で登校した僕たちは、昼休みに案の定、先生の呼び出しをくらいました。
実はそこには、さらなるナワが・・・もとい、ワナが待っていたのです。


いよいよ1章佳境。第10話へと続きます!







いうにことかいて「坊主の誤診」。あはー!
今回は駐在さんのが冴えてますねぇ。
>nobukoちゃん
ここまで来たんだねー。いい子いい子。
よくがんばったお。
な、な、なんでくろわっさんが?
えええ?
>「ああ。こないだ葬式あげたヤツ、な。もう生き返ったのか?」
>「え、えー、まぁ。坊主の誤診だったみたいで・・・・・」
パソコンの画面に思いっきり吹きました。
中一なんで、この章とばした方がいいと思ったんですが、駐在さんの逆襲が面白くて見ちゃいました。
>のほほんくん
そうですかぁ。中1かぁ。
ま。いっぱいいます。仲間。
こんなんばっかですから、気にせず読み進めましょう。
駐在さんの復讐・・・怖いですね