<本日ライブでフィナーレ。何話になるかわかりません。←第37話からどうぞ>
暴走族たちも心得たもので、その時だけ、なんでもないように離れてみせた。
それでも、わたしがバス停側に走れないように、そこだけきっちり押さえている。
バスは対向車線側にバイクが大量に止まっていたため、速度を落とした。
誰か・・・!
バスを見ると
南先輩!
南先輩が乗ってる!
南先輩が窓から驚いたようにわたしを見た。
暴走族たちは知らぬふりを決めたが、わたしは助けを懇願する顔をした。
そこはいつも、わたしと南先輩が乗るバス停。
が。
バス停では誰も降りなかった。
いや。ワンマンバスは止まることさえせず、通りすぎた。
なんで・・・・?
南先輩・・・・?
たしかに目があったのに・・・。
なんで・・・・?
そのバス停で降りなければ、次の停留所は、南先輩の家からも、駐在所からもはるかに離れた場所だ。
「へっへへへ。バスは誰も乗ってませんでしたね~~~~~」
いや・・・。乗ってた。
乗ってたけれど。わざと、降りなかっただけ。
わたしの中を、今まで味わったことのない絶望感が走った。
「コイツ、突然、おとなしくなったぜ?」
「まぁ。かんねんしたってことだよな?おじょうちゃん」。
わたしは。コクンとうなづいた。
と、同時に、
「そんなわけねーだろ!バカ!」
一番近いやつに急所蹴りをくらわし、とっさに走った。
「ってーーー!こいつっ!」
つかまえようとしたひとりを、さらに殴ってふりきり、ひたすらに逆側の車線に逃げた。
が。つかのまだった。
「手間くわせんなっ!」
あっと言う間におさえこまれると、筋金入りの乗って来た車の後ろのドアが開かれた。
「さっさと乗せちまえ!」
しかし、ここで
「やめろーーーーーーーーーーーーーーー!」
突然、甲高い声。
それは
涼太だった。
「涼太!来るなーーーーーーーー!」
しかし涼太は
「やめろーーーー!今、通報して来たぞーーーーーーーー!」
「なんだとおおおお?ガキーーーー!」
とたんに族の半分くらいが、涼太のほうへ!
涼太は、ひるむどころか、
ここで驚くべき行動に出た。
なんと
道の横に落ちていた、犬のウン○を拾うと
それを握りつぶしたのだ。
そう。ちょうど、ママチャリが夕子先生を守ったという
その方法そのもので。
「げぇ!こいつ犬のクソ握ってやがるっ!」
「うそだろ?」
「来るなら来いっーーーーーー!」
しかし。ママチャリの場合は、中学生、それも2人が相手だったからよかったけれど
相手は暴走族だ。
そんなものが通じるはずもなく、
とたんにボコボコに蹴り付けられる涼太。
「涼太ーーーーーーーーーーー!」
わたしは必死に抵抗を試みたが、3人に押さえつけられた状態ではどうにもならなかった。
そればかりか
後ろからはがいじめにしているのは、例の筋金入りで
そいつは、わたしの胸に手をのせていた。
「涼太ーーーーーーーーーーー!」
返事はない。
「なんだ、後輩か?」
後ろの筋金入りが胸に手をのせたままで聴いた。
「ち・・・ちが・・・・」
もはや絶望と思えたとき、
3台ほどの車が通りかかった。
そのうちの1台が、なんでもないところで、いきなり曲がったかと思うと、
ガン!
除雪された雪の壁につっこんだ。
その様子をあっけにとられて見ている族たち。
すぐにその車から運転手が降りて来て
「あ~~~~~!俺のランタボが~~~~~~~!」
さらにゾロゾロと人が降りて来た。
「あいかわらずヘッタクソだなぁ。河野」
<MINT倶楽部 第40話へつづく→>
暴走族たちも心得たもので、その時だけ、なんでもないように離れてみせた。
それでも、わたしがバス停側に走れないように、そこだけきっちり押さえている。
バスは対向車線側にバイクが大量に止まっていたため、速度を落とした。
誰か・・・!
バスを見ると
南先輩!
南先輩が乗ってる!
南先輩が窓から驚いたようにわたしを見た。
暴走族たちは知らぬふりを決めたが、わたしは助けを懇願する顔をした。
そこはいつも、わたしと南先輩が乗るバス停。
が。
バス停では誰も降りなかった。
いや。ワンマンバスは止まることさえせず、通りすぎた。
なんで・・・・?
南先輩・・・・?
たしかに目があったのに・・・。
なんで・・・・?
そのバス停で降りなければ、次の停留所は、南先輩の家からも、駐在所からもはるかに離れた場所だ。
「へっへへへ。バスは誰も乗ってませんでしたね~~~~~」
いや・・・。乗ってた。
乗ってたけれど。わざと、降りなかっただけ。
わたしの中を、今まで味わったことのない絶望感が走った。
「コイツ、突然、おとなしくなったぜ?」
「まぁ。かんねんしたってことだよな?おじょうちゃん」。
わたしは。コクンとうなづいた。
と、同時に、
「そんなわけねーだろ!バカ!」
一番近いやつに急所蹴りをくらわし、とっさに走った。
「ってーーー!こいつっ!」
つかまえようとしたひとりを、さらに殴ってふりきり、ひたすらに逆側の車線に逃げた。
が。つかのまだった。
「手間くわせんなっ!」
あっと言う間におさえこまれると、筋金入りの乗って来た車の後ろのドアが開かれた。
「さっさと乗せちまえ!」
しかし、ここで
「やめろーーーーーーーーーーーーーーー!」
突然、甲高い声。
それは
涼太だった。
「涼太!来るなーーーーーーーー!」
しかし涼太は
「やめろーーーー!今、通報して来たぞーーーーーーーー!」
「なんだとおおおお?ガキーーーー!」
とたんに族の半分くらいが、涼太のほうへ!
涼太は、ひるむどころか、
ここで驚くべき行動に出た。
なんと
道の横に落ちていた、犬のウン○を拾うと
それを握りつぶしたのだ。
そう。ちょうど、ママチャリが夕子先生を守ったという
その方法そのもので。
「げぇ!こいつ犬のクソ握ってやがるっ!」
「うそだろ?」
「来るなら来いっーーーーーー!」
しかし。ママチャリの場合は、中学生、それも2人が相手だったからよかったけれど
相手は暴走族だ。
そんなものが通じるはずもなく、
とたんにボコボコに蹴り付けられる涼太。
「涼太ーーーーーーーーーーー!」
わたしは必死に抵抗を試みたが、3人に押さえつけられた状態ではどうにもならなかった。
そればかりか
後ろからはがいじめにしているのは、例の筋金入りで
そいつは、わたしの胸に手をのせていた。
「涼太ーーーーーーーーーーー!」
返事はない。
「なんだ、後輩か?」
後ろの筋金入りが胸に手をのせたままで聴いた。
「ち・・・ちが・・・・」
もはや絶望と思えたとき、
3台ほどの車が通りかかった。
そのうちの1台が、なんでもないところで、いきなり曲がったかと思うと、
ガン!
除雪された雪の壁につっこんだ。
その様子をあっけにとられて見ている族たち。
すぐにその車から運転手が降りて来て
「あ~~~~~!俺のランタボが~~~~~~~!」
さらにゾロゾロと人が降りて来た。
「あいかわらずヘッタクソだなぁ。河野」
<MINT倶楽部 第40話へつづく→>
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- MINT倶楽部 第38話
うおっ
涼太登場!
りょうたぁ~!!
頑張れぇ~・・・・河野?\(^o^)/
愛ちゃんぴんちですね
おもしろくなってきましたね
最後まで頑張ります
南先輩・・・
りょうたかっちょええ!!
さすが涼太くん
この展開はまさか
河野君サイコー
河野さんでてきた~w
相変わらずの運転ですね^^
涼太はママチャリの知恵が生きている…! ん?河野?
うおーっ!!
井上がくると思ってたのにはずしたー☆
ドキドキしながら読んでます!
南先輩にはがっかりですが、
涼太君のがっつに惚れました!
涼太かっこいい~~
しかも河野登場!?
どうなるどうなる??
ここから生で読めます~
河野会長登場ですか~
てゆーかむしろみんな登場でしょうか
おお!
河野氏登場!
ほかに一緒なのは?
河野君キタァ!
ってことはまさか!?
南先輩がっかりです
涼太頑張れぇ
河野くんもしかしてみんな集合
え………南先輩が悪者??それとも臆病者??
そんな悲しい終わり方嫌だ(>_<)
やった(^-^)ちょっと当たった!
車ぶつけたから早乙女さんかと思った…(笑)
大暴れしちゃって下さいょ!!!
ママチャリ軍団
参上
やっばり 南の野郎
まさかの予想的中かっ?
ワクワクしてきました
河野会長キター!(・∀・)
やっぱり南先輩はそんなもんか・・・
涼太カッコイイよ!!
やっぱりママチャリさんの生まれ変わりだね!!
死んでないけど・・・
南先輩がchickenとは…
悲しす(´・ω・`)
涼太くんやっぱスゴいですね(^ω^)
河野くん、車変わってますね(´∀`)
腕は変わってませんが(^_^;)
なんか涼太くんがママチャリのこどものように
思えてくる・・・
ってか脳みそドッペルゲンガー?!
河野くん・・・進歩してちょw
涼太くん!!
かっこよすぎる!!
犬のウンチが、こんなにかっこいいなんて…コレは、間違いなく惚れます
しかも、河野くん、まだ?(笑)
会長~(涙)
くろわっさん、書いたそばからたくさんの人が読んでるってかなりなプレッシャーですよね
こんなことを何年も続けてあらっしゃるなんて尊敬しちゃいます
でたー
このあとママチャリ一味がなにをするんでしょう
ママチャリ軍団勢ぞろいするかな???
ピンチだよ。全員集合!!
河野君サイジョーだけじゃなかったぁ(T-T)
ナイスっす河野君。久保君もいるよね?
……早乙女しゃんもくればいいのになぁ。
ていうか……南君……やっぱりダメだわぁ。根性なしは問題外でしょう。
愛ちゃんのチョコがもったいない(T-T)
きた!会長!
いつまで下手なんだよ(笑)
まさかまさかの全員集合?!
助けてあげてッッ!!
涼太くん、かっこいい!!
弱くても、女の子を守るために立ちむかっていけるところ、カッコイイ!!
それに比べて、南先輩は~~~~っ。
見た目がよくてもダメ!!
大事なのは中身なんだよ。
河野くん、登場!!
この停まり方は、もしかして美奈子さんの真似??
美奈子さんを真似るなら、もっとドド~~ンと
バイクに突っ込んでいかないと!!(←いや、ムリ!)
噂の最強軍団だ
涼太は男前だなぁ(^^)
…河野君、一体何台目の車なんだぁ~(^-^;
南先輩目が合ったのに助けもしないなんて。酷すぎですね。涼太くんでさえ勇敢に助けに来たのに!
でも最後のピンチに現れたのはママチャリくん達!河野くん登場って事は助手席は西条くんが乗ってると見た!頑張って助けて!(*≧m≦)
あれ??
会長・・・・・・???
登場の仕方は間違いなく早乙女さんなのになァ
おっ!
大人になって全員集合?(≧∇≦)
ママチャリ軍団ナイスタイミング(^-^)b
南はもうイリマセン!!カッコ悪すぎ
くろわっさん連続更新お疲れさまですバイトの疲れも吹っ飛びました!有り難うございます(^O^)/
さぁ、どーなる!
色んな意味でPCから離れられません!w
やっぱり南クンは それなりの人だったのね(x_x)
それに対して涼太クン ママチャリクンと同じ作戦! 人数多すぎた
そこに相変わらずな運転の河野クン&その他大勢(=^0^=)さて誰かいるのかな
会長キタ!
久々のコメです
おぉぉ~っ!!!キタキタキタァ~~~ッ!!!!!
ママチャリ軍団全員集合かぁ?
キタ---------(゜∀゜)/
ふきだしてしまった…
相変わらずの河野くん…
涼太!!
泣きそう。。
正規メンバー参上!
かっけー!
河野君の名前でテンションあがったの初めて!!笑
うひゃー!!
やっぱり涼太君は、ママチャリの生まれ変わりだったんだ(笑)
やっと追いつきました。
↑滝口さんと同じコメントをしようとしてましたが、
ママチャリさんはまだ生きてますから・・・(笑)
バスが通ってその中にいた南先輩はぁ、思った通りになぁ~~~~~んのぉ手助け(うぅーーーーんこの場合目が合ったのにぃ、無視されたぁ・・・)もナッシングー。
でぇ、そこに現れたのはぁMINT倶楽部の涼太くん。
ちょっと犬のう○こでぇ、無謀にも暴走族に向かっていく涼太、結局ボコボコにされちゃったんだけどぉ、おっとこ前だねぇ・・・。
ん、んまたまたそこに現れたぁ、運転ドヘタの河野会長ぉぉぉぉ・・・。
来た! 軍団か?
キンタじゃなくって、涼太くんが・・・どうして?
えぇ~~~~!!ひょっとして会長~~~?
相変わらず運転駄目なの?
やっばいです
嬉しすぎて興奮しすぎて高らかに叫びました
この興奮
ぼくちゅうをよんでてよかったと思う瞬間です。
文字なのにまるでアイドルをみたかのように興奮します
涼太、犬のウンコ手で!!
えっ河野って あの河野 え”~~~~
犬の●!涼太くん、GJ
なんで河野くんがここへ?
涼太君よく頑張った^^b
でもここで河野君がきたか
涼太かっこいー!
南やっぱかっこわるーい!
そして、まさかの軍団登場ですか
この段階で南の本性がわかって良かったと思う。チョコ渡した後ってのは女子としてシャクにさわるけどっ!(笑)「気に入らん」って言ってた駐在さんてほんと、人を見る目あるな~~。涼太はひどい目あったけど愛ちゃんの人生にはプラスの経験になると思います。(でも南は「キーマン(予定)」だったので他のパターンの話もあったのかな?と想像(笑))
犬の○※△のエピソード。夕子ちゃんは片想いで終わっちゃったけど今度は成就した恋のエピソードになると良いな。
涼太ってやつは・・・。男として、女の子を守る手段はいくらでもあるってことですよね。
河野君!? まさか・・・。ってことは、ママチャリも来るってこと?
河野会長きた!笑
ママチャリ軍団全員集合!?
てか涼太は大丈夫なんでしょうか…><
思わぬ登場に鳥肌がたった
か・・・会長!どうか助けてください・・・><
そしてあわよくばママチャリも・・・・。
愛ちゃんどうなっちゃうんだ・・・
河野
ママチャリ~
いきなり曲がるって…
まだすごい運転下手なんですね
涼太くん・・・(涙)
きみはヒーローだ!!
ママチャリと同じ正義の味方だわ!(≧▽≦)!
ああっ。南先輩のヘタレ。
でもそんな予感はしてたの。
涼太がんばれ。涼太、がんばれ。
涼太かっこい~~
会長!!!もしやママチャリ軍団登場ですかあ??