ぼくたちと駐在さんの700日戦争

田舎町で繰り広げられたしょーもない悪戯戦争です

  
←復習する?

さっそく生徒指導の先生に呼び出された僕たち。
職員室はスルーして、「生活指導室」という滅多に入れないVIPルームへ。まぁ、僕たちの専用室みたいなもんでした。
生徒指導の先生は、高齢の男性教諭。むろん、僕たちとは「犬猿の仲」。そしてプラス担任の女性教諭です。

「お前達、きょう本拾ったんだってな」。

さっそく来ました。

「ええ。それがなにか?」

なにしろ拾得物届け出そのものは、善行であっても悪いことではありません。というか、それで押し切る以外にありません。

「うん。実はな、駐在さんがお前達の遅刻届けと、拾得物の届け出を、わざわざファックスしてくれてな」。

げ。

「それによると・・だ。この・・・なんとかファンの3月号ってやつだが」。
さすがに先生もそのまま読むことはできないようでした。

「はい・・・・」。

「本当に拾ったのか?」

するどく神髄にくいこんでまいりました。

「ええ。実際に拾ったのは 西条君なんですけど」。

「西条か・・・。そこなんだが・・・・」

「はい・・・それがなにか?」

「実はな、ここに同じ雑誌の1月号と2月号がある」。

は???????
なぜ??????

「これはな。つい先日西条の持ち物から没収したものだ」

げげ!


完全な想定外です。

「その同じ雑誌を、西条がまた拾う、というのは、まぁ、考えられん」。

そうでしょうねぇ・・・・。僕もそう思います。
それにしても、なにを考えて月刊エロ雑誌を学校に持って来てるんでしょう?

「で。それが駐在所にあった。と」。

すでにコロンボ刑事みたいになっている先生。
この間、担任の先生は、そのあまりに恥ずかしい雑誌の表紙に、よそを向いておりました。

「くしくも!」

コロンボに成りきっている先生が続けました。

「こないだ、駐在さんにご迷惑をかけて停学になったお前らが、だ」。

もう、脂汗タラタラです。

「なにかある、と思って当然だろう?思わんか?」

ごもっとも・・・です。
すっかり無言の僕たち。

「で・・・・・」。

「はい・・・」。

「なにをたくらんで、なにをしたのか言え!」

それまでと一変して声を荒げる先生。
生徒指導の先生なんてのは、これがひとつの手段でもあるわけで、僕はこのシチュエーションそのものは馴れていました。

「・・・・西条君に聞いてください」。

「うん。西条には聞く。聞くが・・・」

「西条はな、根は悪いやつだが・・・・」
すげぇ言われようです。西条。

「こういう機転のきくことまでは思いつかんやつだ」。

「誰かが、入れ知恵しないとな・・・」。

先生はコロンボになりきって、勝手に推理をめぐらせています。
僕にとっては、めちゃくちゃ危険な状態でした。

駐在さんの逆襲はみごとに的をえておりました。

うーん。ただ者じゃないな。駐在。
それにしてもおとなげねーヤツ。

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   第11話へ続く これで終わりじゃなかった逆襲。1章いよいよ完結!

テーマ:笑える小説 - ジャンル:小説・文学

コメント
あはー!
私もスル!私が駐在さんだったらぜってー同じことしゃる!!
2007/01/30(火) 23:39:41 | URL | nobukoちゃん #-[ 編集]

あ?唐突にこんなところにーーーー
2007/01/31(水) 20:41:30 | URL | くろわっ #NB/JWtcg[ 編集]

>「実はな、ここに同じ雑誌の1月号と2月号がある」。

>は???????
>なぜ??????

>「これはな。つい先日西条の持ち物から没収したものだ」

 このシリーズを読む時は、飲み食いするのは厳禁ですね。鼻の穴から麺が出ました。
2007/05/08(火) 02:46:00 | URL | #hxjklqKc[ 編集]
読み直し
ぼくちゅうをただ今読み返している最中なんですけども、このストーリーにエロ本はなくてはならい大切な存在だなぁ〜と改めて思いましたo(*^O^*)O笑 
2007/06/12(火) 03:24:00 | URL | がお #S0eUNoJs[ 編集]

うそにうそを重ねて追い込まれたこと、そういえばあったなぁ(笑)
2007/12/16(日) 21:24:18 | URL | ちゃんこ #-[ 編集]

的をえてではなく、的を射て(いて)ですが・・・なにか?
2008/04/05(土) 13:17:04 | URL | ピーポー #-[ 編集]
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