「じゃぁ、あの1週間はなんだったわけ?」
つっこむつっこむ。
無理もありません。
「申し訳ない。つきましては、お怒りのところ、お願いがあるんだけど・・・」。
「なんだよ。いいぞ。電気屋に復讐するのは。望むところだ!」
これは勝ち気な孝昭くん。
「いや・・・。それもそうなんだけど。例の『公害ブルース』なんだけどね・・・」。
「ああ」。
「なんかね。レコード屋さん大量に仕入れちゃっててさぁ」。
「そりゃそうだろう。そうなるはずだって言ったのお前じゃん」。
「うん。それがね。返品枠とかあって返せないらしいんだ」。
「へー」。
と、みんな。
「それでー。責任上さ」。
「うん」。
「みんなで買おうかなぁ・・・・なんちって・・・・」。
「はぁ!?」
「な、なんで自分らで選んだ一番売れないレコードを自分らで買わなきゃならないわけ!?」
ごもっともなご意見です。
「お前と西条で買えよっ!」
ごもっともなご意見です。
「うん。おれら、もう2枚も買っちったから・・・」。
「公害ブルースを?」
「うん」。
「ばっかだなぁ」。
とは言うものの、僕たちは一種の「互助会」みたいな組織でしたので、しかたないのでみんなで『公害ブルース』の在庫を買い取ることに。
こういう時に協力しておかないと、いざ、自分の復讐のときに協力をあおげないからです。
「残り何枚くらいあった?『公害ブルース』」。
「あー。8枚だってさ」。
「なんだってそんなに仕入れたんだ?あのレコード屋」。
「問い合わせが10件あったからだって・・・」。
「×1かよっ!」
はぁ・・・。と、溜息をつくメンバー。
なにしろ、その10件すべてが我々の出した問い合わせなのですから、無理もありません。
当時の高校生にとって400円はしゃれにならない金額でした。
それでもメンバーの中には、バイトなどをしているお金持ちもいたので、合計2000円を集め、5枚の『公害ブルース』を買いとることにしたのでした。
レコードを買いにいくのは1年坊の仕事です。
一時に買いに行くと、それはそれであやしいので、5名を3日に分けて送り込みました。
それでも3枚は在庫になりますが、まぁ、それくらいは「返品枠」でどうにかなるだろう、というわけです。
そして5枚、僕と西条くんのものを含めると、合計で7枚もの『公害ブルース』を買い取り、ようやくレコード屋騒ぎは収束。
ところが。
それからわずかに数日後、僕たちがレコード屋の前を通ると、信じがたいものが目に入りました。
◎大ヒット!セイヤングで話題沸騰の
『公害ブルース』大量入荷!

あ??
大ヒット??
大量入荷??
大量・・・・・??
僕たちは、大慌てでレコード屋に飛び込みました。
「お、おじさん!また『公害ブルース』仕入れたの?」
「やぁ。きみたちー。そうなんだ。君たちが買った直後にあっと言う間に5枚もはけてねー。こりゃいけるっていうんでね」。
「5枚・・・・も・・・・」。
「でも、どうしてあんな曲が売れるのかね。やっぱりセイヤングって影響力強いね〜」。
セイヤング・・・・・・。
「何枚仕入れたわけ?」
「ん?追加で10枚だけど?なにか?」。


3章-第4話へつづく
8章を過ぎたところで、読者さんが『公害ブルース』の音源を見つけてくださいました。
こちらからどうぞ!
つっこむつっこむ。
無理もありません。
「申し訳ない。つきましては、お怒りのところ、お願いがあるんだけど・・・」。
「なんだよ。いいぞ。電気屋に復讐するのは。望むところだ!」
これは勝ち気な孝昭くん。
「いや・・・。それもそうなんだけど。例の『公害ブルース』なんだけどね・・・」。
「ああ」。
「なんかね。レコード屋さん大量に仕入れちゃっててさぁ」。
「そりゃそうだろう。そうなるはずだって言ったのお前じゃん」。
「うん。それがね。返品枠とかあって返せないらしいんだ」。
「へー」。
と、みんな。
「それでー。責任上さ」。
「うん」。
「みんなで買おうかなぁ・・・・なんちって・・・・」。
「はぁ!?」
「な、なんで自分らで選んだ一番売れないレコードを自分らで買わなきゃならないわけ!?」
ごもっともなご意見です。
「お前と西条で買えよっ!」
ごもっともなご意見です。
「うん。おれら、もう2枚も買っちったから・・・」。
「公害ブルースを?」
「うん」。
「ばっかだなぁ」。
とは言うものの、僕たちは一種の「互助会」みたいな組織でしたので、しかたないのでみんなで『公害ブルース』の在庫を買い取ることに。
こういう時に協力しておかないと、いざ、自分の復讐のときに協力をあおげないからです。
「残り何枚くらいあった?『公害ブルース』」。
「あー。8枚だってさ」。
「なんだってそんなに仕入れたんだ?あのレコード屋」。
「問い合わせが10件あったからだって・・・」。
「×1かよっ!」
はぁ・・・。と、溜息をつくメンバー。
なにしろ、その10件すべてが我々の出した問い合わせなのですから、無理もありません。
当時の高校生にとって400円はしゃれにならない金額でした。
それでもメンバーの中には、バイトなどをしているお金持ちもいたので、合計2000円を集め、5枚の『公害ブルース』を買いとることにしたのでした。
レコードを買いにいくのは1年坊の仕事です。
一時に買いに行くと、それはそれであやしいので、5名を3日に分けて送り込みました。
それでも3枚は在庫になりますが、まぁ、それくらいは「返品枠」でどうにかなるだろう、というわけです。
そして5枚、僕と西条くんのものを含めると、合計で7枚もの『公害ブルース』を買い取り、ようやくレコード屋騒ぎは収束。
ところが。
それからわずかに数日後、僕たちがレコード屋の前を通ると、信じがたいものが目に入りました。
◎大ヒット!セイヤングで話題沸騰の
『公害ブルース』大量入荷!

あ??
大ヒット??
大量入荷??
大量・・・・・??
僕たちは、大慌てでレコード屋に飛び込みました。
「お、おじさん!また『公害ブルース』仕入れたの?」
「やぁ。きみたちー。そうなんだ。君たちが買った直後にあっと言う間に5枚もはけてねー。こりゃいけるっていうんでね」。
「5枚・・・・も・・・・」。
「でも、どうしてあんな曲が売れるのかね。やっぱりセイヤングって影響力強いね〜」。
セイヤング・・・・・・。
「何枚仕入れたわけ?」
「ん?追加で10枚だけど?なにか?」。


3章-第4話へつづく
8章を過ぎたところで、読者さんが『公害ブルース』の音源を見つけてくださいました。
こちらからどうぞ!







「公害ブルース」、めちゃめちゃ聴いてみたいんですけど!(笑)
調べたところ、「笑ウインドウ5」 ってアルバム(?)にも
収録されてるようです。
http://www.k-taro.jp/music/syou/cd/gsd-5905.htm
てことは、完全にコミックソング??
なにしろ、ほかに収録されてるのが、
「嘆きのボイン」とか、「アホの坂田」とか、
堺すすむとかですから!^^;;
あ、なぜか梅宮辰夫も・・・(笑)
miyukichiさん。おはようございます。
んーと。1度しか聴かなかったのでまったく覚えておりませんが、笑った記憶はないですねぇ。7枚もあったのに(笑)。
ふざけた曲であったことは確かなんですが。
ただ、このレコード、5年ほど前にオークションに出したら、けっこう高値で売れました。なにしろ未使用でしたので・・・。
公害ブルース、聴きました。
頭から離れません(笑)