←復習する?
翌日の学校。
僕は昨夜の孝昭のお姉さんからの電話で、思わず言った「うれしいです。すっごく」。という台詞をまだ悔やんでいました。
いえ。ひっかかったことはともかくとして「うれしいです。すっごく」と言った、「すっごく」部分を悔やんでいたのです。
翌日の学校。
僕は昨夜の孝昭のお姉さんからの電話で、思わず言った「うれしいです。すっごく」。という台詞をまだ悔やんでいました。
いえ。ひっかかったことはともかくとして「うれしいです。すっごく」と言った、「すっごく」部分を悔やんでいたのです。
あ〜あ。ド変態高校生・・・か。
と、反省していたところに、くだんの孝昭くんと西条くんコンビが息も切れ切れにやってきました。
「た、孝昭!」
怒る僕。
「いや〜。ゆうべはすまなかった!申し訳ない!」
「お前のおかげで僕は・・・」
と、苦情一般を言おうとしたとき、西条くんが割り込みました。
「それより、これ見ろよ!これ!」
それは、町内にあるちょっと大きな用品店の広告でした。
彼が指差していたのは、
『女性用パンティ 3枚980円!』
「な、な、これってすっげーチャンスだよな?」
男子高校生が、パンティの広告見ながら喜んでいるのも、けっこう奇妙なものですが
「でさぁ。このコピーだよ!コピー!」
『ときにはセクシーに・・・』
なるほど。
「なぁ。3枚980円はいいよなぁ。なんとかこの機会に入手できないかなぁ」。
当時、パンティでこの価格はまさしく破格でした。
「う〜ん。買いたいよなぁ」。
しかし、女子の圧倒的に多い僕のクラス。できれば僕の席以外でやってほしいんですけど。
「なにか安いの?」
ほらね。
ただでさえ女ってのは「安い」って言葉と、広告に弱いんだからさ。
僕たちは、突如広げていた広告を裏返しにして、てきとうなところを指差しました。
「え?あ、ほら。この・・・」
孝昭くんが臨時に指さしていたのは「消毒用防護服」。
よりによって・・・。
「・・・消毒用の・・・防護服・・・だよ。防護服・・・・」。
「うん・・・防護服、安いよな・・・ほしい・・・なぁ・・・・」。
こういうのが掲載されているわけです。田舎の広告は。『ときにはセクシーに・・・』の裏側に。
安売りは見つけたものの、かんじんな購入手段が得られていない僕たち。
しかし、なにより僕は、その日向かわなければならない所がありました。
孝昭くんの家です。
なにはともあれ「ド変態」の汚名はそそがねばなりませんでしたし、孝昭くんの家に出入りできないのも困るからです。
あのお姉さんのことですから「変態には家の敷居はまたがせん!」くらいは平気で言います。
例によって僕の自転車の後ろには西条くん。
孝昭くんは、僕の前を自転車で単独走行していました。
お姉さんは、ちょっと遠い所の女子校に電車通学されておりました。
僕たちは、お姉さんが帰って来るのを待って、彼女の部屋を訪ねました。
「お!エロ高校生!てめー、よくもノコノコと」
「いや・・・実はですね・・・」
僕たちは、駐在さんへの復讐を含めて、どうして下着を欲しがったのか説明しました。
「だから・・・ですね。お姉さんが履いているのが欲しいわけじゃないんですよ」。
「なぁんだ。はじめっからそう言えよ」。
勝手に怒鳴りまくって、勝手に電話を切ったヤツの言う台詞ではありません。
が、とりあえず、お姉さんの誤解が解けたのはめでたいことでした。
「アタシはまた、アタシの脱ぎたてパンティを欲しがったのかと思ったよ」
「いえいえ。そんなのいりません」。
馬鹿!西条!
「なんだって?西条、そんなのぉ?」。
お姉さんは、西条くんの襟元を掴むと
「えー?アタシが履いたやつはキタネーとでも言いたいようだな。コラ!」
裏町ではチンピラもよけて通るという西条くんが、このお姉さんにかかると子ネコみたいです。
「い、いえ。とんでもありません。お姉さんが履いたのはもっと欲しいですけど・・」
「なんだって?このエロガキがぁ!」
いったいどういう回答を期待しているのでしょう?お姉さん。
スケ番でも女心は複雑です。
「よし!アタシが買って来てあげるよ」。
「え?本当ですか?」
「ああ。今から行こうか」
思わぬことで、入手手段を得た僕たち。
なぁんだ。はじめっからこうすれば良かったんじゃないか。と、ニコニコとお姉さんについていきました。
用品店に入ってから間もなく、お姉さんは小さな袋を持って店から出て来ました。
「ほらよ。もう、アタシでも恥ずかしくなるよーなセクシーなヤツ選んできたからね!」
「あ、ありがとうございます!お姉様!」。
「1200円だったから。払えよ。お前ら」。
あれ?3枚980円じゃなかったのか?
しかし、期待に胸をふくらませていた僕たちは、すぐさま店の側の空地に移動し、わくわくと袋を開けました。
「おい、はやくしろよ!」
「せかすなよ!」
「うーん。わくわくするなぁ」。
「女っていつもこんな気分で開けるのかなぁ?」
「いや・・・女はそうじゃないだろう」。
「それよりはやくはやく!」
期待いっぱい取り出した下着は
豹柄!?


4章-第6話へつづく
と、反省していたところに、くだんの孝昭くんと西条くんコンビが息も切れ切れにやってきました。
「た、孝昭!」
怒る僕。
「いや〜。ゆうべはすまなかった!申し訳ない!」
「お前のおかげで僕は・・・」
と、苦情一般を言おうとしたとき、西条くんが割り込みました。
「それより、これ見ろよ!これ!」
それは、町内にあるちょっと大きな用品店の広告でした。
彼が指差していたのは、
『女性用パンティ 3枚980円!』
「な、な、これってすっげーチャンスだよな?」
男子高校生が、パンティの広告見ながら喜んでいるのも、けっこう奇妙なものですが
「でさぁ。このコピーだよ!コピー!」
『ときにはセクシーに・・・』
なるほど。
「なぁ。3枚980円はいいよなぁ。なんとかこの機会に入手できないかなぁ」。
当時、パンティでこの価格はまさしく破格でした。
「う〜ん。買いたいよなぁ」。
しかし、女子の圧倒的に多い僕のクラス。できれば僕の席以外でやってほしいんですけど。
「なにか安いの?」
ほらね。
ただでさえ女ってのは「安い」って言葉と、広告に弱いんだからさ。
僕たちは、突如広げていた広告を裏返しにして、てきとうなところを指差しました。
「え?あ、ほら。この・・・」
孝昭くんが臨時に指さしていたのは「消毒用防護服」。
よりによって・・・。
「・・・消毒用の・・・防護服・・・だよ。防護服・・・・」。
「うん・・・防護服、安いよな・・・ほしい・・・なぁ・・・・」。
こういうのが掲載されているわけです。田舎の広告は。『ときにはセクシーに・・・』の裏側に。
安売りは見つけたものの、かんじんな購入手段が得られていない僕たち。
しかし、なにより僕は、その日向かわなければならない所がありました。
孝昭くんの家です。
なにはともあれ「ド変態」の汚名はそそがねばなりませんでしたし、孝昭くんの家に出入りできないのも困るからです。
あのお姉さんのことですから「変態には家の敷居はまたがせん!」くらいは平気で言います。
例によって僕の自転車の後ろには西条くん。
孝昭くんは、僕の前を自転車で単独走行していました。
お姉さんは、ちょっと遠い所の女子校に電車通学されておりました。
僕たちは、お姉さんが帰って来るのを待って、彼女の部屋を訪ねました。
「お!エロ高校生!てめー、よくもノコノコと」
「いや・・・実はですね・・・」
僕たちは、駐在さんへの復讐を含めて、どうして下着を欲しがったのか説明しました。
「だから・・・ですね。お姉さんが履いているのが欲しいわけじゃないんですよ」。
「なぁんだ。はじめっからそう言えよ」。
勝手に怒鳴りまくって、勝手に電話を切ったヤツの言う台詞ではありません。
が、とりあえず、お姉さんの誤解が解けたのはめでたいことでした。
「アタシはまた、アタシの脱ぎたてパンティを欲しがったのかと思ったよ」
「いえいえ。そんなのいりません」。
馬鹿!西条!
「なんだって?西条、そんなのぉ?」。
お姉さんは、西条くんの襟元を掴むと
「えー?アタシが履いたやつはキタネーとでも言いたいようだな。コラ!」
裏町ではチンピラもよけて通るという西条くんが、このお姉さんにかかると子ネコみたいです。
「い、いえ。とんでもありません。お姉さんが履いたのはもっと欲しいですけど・・」
「なんだって?このエロガキがぁ!」
いったいどういう回答を期待しているのでしょう?お姉さん。
スケ番でも女心は複雑です。
「よし!アタシが買って来てあげるよ」。
「え?本当ですか?」
「ああ。今から行こうか」
思わぬことで、入手手段を得た僕たち。
なぁんだ。はじめっからこうすれば良かったんじゃないか。と、ニコニコとお姉さんについていきました。
用品店に入ってから間もなく、お姉さんは小さな袋を持って店から出て来ました。
「ほらよ。もう、アタシでも恥ずかしくなるよーなセクシーなヤツ選んできたからね!」
「あ、ありがとうございます!お姉様!」。
「1200円だったから。払えよ。お前ら」。
あれ?3枚980円じゃなかったのか?
しかし、期待に胸をふくらませていた僕たちは、すぐさま店の側の空地に移動し、わくわくと袋を開けました。
「おい、はやくしろよ!」
「せかすなよ!」
「うーん。わくわくするなぁ」。
「女っていつもこんな気分で開けるのかなぁ?」
「いや・・・女はそうじゃないだろう」。
「それよりはやくはやく!」
期待いっぱい取り出した下着は
豹柄!?


4章-第6話へつづく







…あ〜。お姉さん自身の趣味出して来ましたか〜?
もう、何から何まで穴だらけ!の作戦。
しかし、そこが面白いのですね。
う〜〜ん
豹柄・・・あの頃にもあったんですね。
まさか、二十数年後 はやるとは、お蘭さんでも予想できなかったですね。