←5章-第4話へ 5章-第6話へ→
やがてクローンな奥さんはレジを済ませ、店を出ました。
レジのおばさんとのにこやかな会話などを垣間みる限り、やはりどう見ても奥さんなのですが。
さっそく僕たちも店を出て、彼女を尾行することにしました。
が、なぜか会話は、まださっきの「タンポン」をひきずっておりました。
やがてクローンな奥さんはレジを済ませ、店を出ました。
レジのおばさんとのにこやかな会話などを垣間みる限り、やはりどう見ても奥さんなのですが。
さっそく僕たちも店を出て、彼女を尾行することにしました。
が、なぜか会話は、まださっきの「タンポン」をひきずっておりました。
「お前、なんでタンポンの場所なんか覚えているわけ?」
これに対し、西条くんの答え。
「んー。知識の泉?」
「役にたちそうにない泉だな」。
「いやいや。役にたったことだってあるぞ!」
「いつだよ・・・」。
「ほら!工藤のやつにさ。チョークの替わりにタンポン置いてあったことあったろ?」
「あー。工藤先生、激怒してたな」。
「なにをかくそう、あれがオレ様だ」。
ほほぉ。お前「様」だったわけですね?あのとき、みんなが呼び出された原因は・・・・。
「でも。あれ6本も余っちゃってさー。困ったんだよな」。
「6本?ハンパだな?」
「ふっふっふっふっふ。これだからお子ちゃまは困る。あーいうのはな。使用回数分で入ってるんだよ」。
おおおおおおおお。
これには全員がうなりました。知識の泉だ・・・・。やっぱり役にたちそうにないけど。
「そうだ。井上、夕子ちゃんにやろうか?」
「いるかっ!」
「そうか?まだ使えるのになぁ」。
「どこの兄がタンポンを妹にプレゼントするんだよっ!」
「え?しないの?」
こいつは女きょうだいをなんだと思っているのでしょう?
「そっか。夕子ちゃん。ナプキン派なんだね!」。
「そういう意味じゃねーよっ!」
「しかたないな。またアプリケーターで、近所のガキと遊ぶかな」。
アプリケーター・・・。こいつさえいなければ、僕たちは一生縁のない単語なのに・・。
だいたい、ガキとアプリケーターで遊ぶって・・・・。いったい?
と、つまらぬことでもめているうちに、彼女との距離が少し離れました。
「いっそ声をかけて直接聴いてみたらどうかな」。
ようやくまともな話し合いになったか、と思いきや
「え?タンポンかナプキンかを?」
「いや・・・。そろそろそこから離れようや。西条」。
ほどなくして、女性はやはり駐在所へ。
「やっぱり奥さんのふたご?」
「うーん。だとすればすごいな」。
「うん。世界にあれだけの美人がふたりいるってのがすごい」。
と、僕たちが駐在所を覗き込んでいると
ドタバタという音に続いて
「どこだ!?」
なんと駐在さん登場。もどってたのか。
さらに、奥さん、いえ、さっきの女性?
「なにかねー。後ろから、タンポンがどうしたとか、ブラジャーがどうしたとか言って追いかけて来たの!」
「よし!すぐ逮捕してやるからな。そういう変態野郎は!」
「5、6人いたわ。高校生みたいだったけど。すっごく気持ち悪いの!」
え?
会話の内容から察するに、それって僕たちのことなのでしょうか?
「よし!絶対とっつかまえてやる!」
やる気満々の駐在さん。
僕たちは、そろそろとその場を立ち去ろうとしました。
が、
「あ!そこの、あの子たちよ!」
やべ〜。なにがやばいかもわかんないまま、とにかくやばそうに思えました。
「よーし。こら!そこの高校・・・・・・・・、って、またお前ら?」
「お、おまわりさん。こんにちはぁ〜・・・。さ、さっきはごちそうさまでした・・・・」。
駐在さんは、あきれて声が出ないようでした。
「え?知り合いなの?お義兄さん」。
「ああ。この界隈で知らないやつはおらん。夕べ話した悪ガキグループだよ」。
「あ!あの変態高校生一味って、この子たちなの?」
初対面で「変態一味」は、ずいぶんな言われ方です。
この騒ぎを聞きつけて「本物の奥さん」も登場。フルメンバーです。
「あら・・・あなたたち・・・」。
ここで僕たちは、初めて事情を説明しました。
「うふふふ。びっくりした?この子、妹なの。これでも3つ下なのよ」。
「へー。それにしてもよく似ていらっしゃいますね」。
「ほんとほんと。ダブルホックじゃなきゃわかんないとこでした」。
「なに?ダブルホックって?」
「い、いえ。そうですかぁ。妹さんでしたか」。
「はじめまして。妹の美奈子です。姉夫婦がいつもお世話になっております」。
ようやくまともな挨拶をいただけました。
が、駐在さん。
「バカ言え!世話やいてんのはこっちのほうだ!」
「なんだか知らんが尾行はいかんな。撃たれたいのか?お前ら!」
「す、すいません」。
奥さんのご紹介によりますと、美奈子さんは、東京の理学部に通う大学生さん。
ちょうど今、夏休みで、星の研究をするため姉夫婦のところを訪ねていらっしゃったのだそうです。
それにしても、本当にそっくりです。
ここでグレート井上くん。美奈子さんに聴きました。
「あの・・・いつまでこちらにいらっしゃるんですか?」
「お盆まではこっちにいるつもり。ここ、大三角形がよく見えるの。東京じゃこうはいかないから」。
「そうですか・・・。お盆まで・・・」。
彼のまなざしを見ていて、どうしてグレート井上くんだけが彼女を見分けられたかわかったような気がしました。
そうです。彼は美奈子さんに「恋」してしまったのです。
西条くんが言いました。
「ところで美奈子さん・・・」
「なぁに?」
「手首見せていただいてもよろしいですか?」
ああ・・・変態一味・・・。


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これに対し、西条くんの答え。
「んー。知識の泉?」
「役にたちそうにない泉だな」。
「いやいや。役にたったことだってあるぞ!」
「いつだよ・・・」。
「ほら!工藤のやつにさ。チョークの替わりにタンポン置いてあったことあったろ?」
「あー。工藤先生、激怒してたな」。
「なにをかくそう、あれがオレ様だ」。
ほほぉ。お前「様」だったわけですね?あのとき、みんなが呼び出された原因は・・・・。
「でも。あれ6本も余っちゃってさー。困ったんだよな」。
「6本?ハンパだな?」
「ふっふっふっふっふ。これだからお子ちゃまは困る。あーいうのはな。使用回数分で入ってるんだよ」。
おおおおおおおお。
これには全員がうなりました。知識の泉だ・・・・。やっぱり役にたちそうにないけど。
「そうだ。井上、夕子ちゃんにやろうか?」
「いるかっ!」
「そうか?まだ使えるのになぁ」。
「どこの兄がタンポンを妹にプレゼントするんだよっ!」
「え?しないの?」
こいつは女きょうだいをなんだと思っているのでしょう?
「そっか。夕子ちゃん。ナプキン派なんだね!」。
「そういう意味じゃねーよっ!」
「しかたないな。またアプリケーターで、近所のガキと遊ぶかな」。
アプリケーター・・・。こいつさえいなければ、僕たちは一生縁のない単語なのに・・。
だいたい、ガキとアプリケーターで遊ぶって・・・・。いったい?
と、つまらぬことでもめているうちに、彼女との距離が少し離れました。
「いっそ声をかけて直接聴いてみたらどうかな」。
ようやくまともな話し合いになったか、と思いきや
「え?タンポンかナプキンかを?」
「いや・・・。そろそろそこから離れようや。西条」。
ほどなくして、女性はやはり駐在所へ。
「やっぱり奥さんのふたご?」
「うーん。だとすればすごいな」。
「うん。世界にあれだけの美人がふたりいるってのがすごい」。
と、僕たちが駐在所を覗き込んでいると
ドタバタという音に続いて
「どこだ!?」
なんと駐在さん登場。もどってたのか。
さらに、奥さん、いえ、さっきの女性?
「なにかねー。後ろから、タンポンがどうしたとか、ブラジャーがどうしたとか言って追いかけて来たの!」
「よし!すぐ逮捕してやるからな。そういう変態野郎は!」
「5、6人いたわ。高校生みたいだったけど。すっごく気持ち悪いの!」
え?
会話の内容から察するに、それって僕たちのことなのでしょうか?
「よし!絶対とっつかまえてやる!」
やる気満々の駐在さん。
僕たちは、そろそろとその場を立ち去ろうとしました。
が、
「あ!そこの、あの子たちよ!」
やべ〜。なにがやばいかもわかんないまま、とにかくやばそうに思えました。
「よーし。こら!そこの高校・・・・・・・・、って、またお前ら?」
「お、おまわりさん。こんにちはぁ〜・・・。さ、さっきはごちそうさまでした・・・・」。
駐在さんは、あきれて声が出ないようでした。
「え?知り合いなの?お義兄さん」。
「ああ。この界隈で知らないやつはおらん。夕べ話した悪ガキグループだよ」。
「あ!あの変態高校生一味って、この子たちなの?」
初対面で「変態一味」は、ずいぶんな言われ方です。
この騒ぎを聞きつけて「本物の奥さん」も登場。フルメンバーです。
「あら・・・あなたたち・・・」。
ここで僕たちは、初めて事情を説明しました。
「うふふふ。びっくりした?この子、妹なの。これでも3つ下なのよ」。
「へー。それにしてもよく似ていらっしゃいますね」。
「ほんとほんと。ダブルホックじゃなきゃわかんないとこでした」。
「なに?ダブルホックって?」
「い、いえ。そうですかぁ。妹さんでしたか」。
「はじめまして。妹の美奈子です。姉夫婦がいつもお世話になっております」。
ようやくまともな挨拶をいただけました。
が、駐在さん。
「バカ言え!世話やいてんのはこっちのほうだ!」
「なんだか知らんが尾行はいかんな。撃たれたいのか?お前ら!」
「す、すいません」。
奥さんのご紹介によりますと、美奈子さんは、東京の理学部に通う大学生さん。
ちょうど今、夏休みで、星の研究をするため姉夫婦のところを訪ねていらっしゃったのだそうです。
それにしても、本当にそっくりです。
ここでグレート井上くん。美奈子さんに聴きました。
「あの・・・いつまでこちらにいらっしゃるんですか?」
「お盆まではこっちにいるつもり。ここ、大三角形がよく見えるの。東京じゃこうはいかないから」。
「そうですか・・・。お盆まで・・・」。
彼のまなざしを見ていて、どうしてグレート井上くんだけが彼女を見分けられたかわかったような気がしました。
そうです。彼は美奈子さんに「恋」してしまったのです。
西条くんが言いました。
「ところで美奈子さん・・・」
「なぁに?」
「手首見せていただいてもよろしいですか?」
ああ・・・変態一味・・・。


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「恋」かぁ・・・いいですねぇ・・・
井上くん頑張って!!
それにしても西条サマの泉は深い
服装も髪型も同じ・・・
加奈子さんも美奈子さんも、これで、いろいろいたずらしてそうな・・・
変態一味なんですよ〜これが・・・・。
おまけに、最低な上に悪辣なんですよ〜。