←本日は2話1セットです。19話よりご覧下さい
駐在さんもいなくなったところで、再び会議に入る僕たち。
西条くんが言いました。
「いいか。こいつは言う通り犯罪だ。だからな・・・」
「今日を持ってこのグループを解散する!」
「え!ぼくらのミラクルレンジャースを!?」
叫んだのはジェミー。
「?」「?」「?」
「?」「?」「?」
「?」「?」「?」
駐在さんもいなくなったところで、再び会議に入る僕たち。
西条くんが言いました。
「いいか。こいつは言う通り犯罪だ。だからな・・・」
「今日を持ってこのグループを解散する!」
「え!ぼくらのミラクルレンジャースを!?」
叫んだのはジェミー。
「?」「?」「?」
「?」「?」「?」
「?」「?」「?」
「ジェミー、・・・ミラクルレンジャースってなんだ?」
「え?なんか、解散ならグループ名があったほうがカッコイイような気がして・・・」
「いやいや・・・そうとうドン臭いぞ。その名前」。
「え?そうですか?かっこいいと思ったのになぁ」。
「いや・・・その名前だったら、俺、最初からいねーから」。
「うん。仲間に入んないな」。
「うん。かかわりたくない。そのグループ」。
「わかりました、先輩。じゃぁ・・・・ え!ぼくらのジェミー&ヒズフレンズを!?」
「なんでそうなるんだよ!ばかっ!」
「え?だめですか?んー。しょうがないなー。じゃぁ、え!ぼくらのジェミー&オールスターズを!?」
「後ろじゃねーよっ!なんでお前が主役なんだっつってるの!」
「・・・せっかくオールスターにしてやったのに・・・・」。
「誰がしてくれって頼んだ?いつ頼んだ?ぁあん?」
実につまらないことでもめる僕たち。すでに小競り合いに発展してます。
西条くん。
「とにかくさ。これ、バレたら停学じゃ済まないかも知れないだろ?だから、有志だけの少人数でやったほうがいいと思うんだ。それで残りのメンバーは、まったくかかわりをなくす。なにも知らない」。
「そうだな・・・。逮捕もありえるからなぁ・・・・」。
うってかわって深刻です。
「てなわけでな。ただ今をもって、このサイジョー&ケライーズを解散する!」
「だからいつてめーの家来になったんだよっ!」
「こりねーやつだな!」
「だいたい今までで一番ださいぞ!その名前!」
「ほら。だからジェミー&オールスターズで我慢しときゃよかったのに・・・」。
「やなこったっっっっ!!!!!」
「ああー。頭痛てェー。なんでこのメンバーでやってこれたんだ?俺ら」。
それはですねー。同レベルが揃っているからです。
「あのさー。根本的に解散する、ってほどしっかりしたグループじゃないぞ。俺ら」。
「うん。ただ悪戯のとき集まってるだけだからな。人数いまいち不特定だし」。
「そうそう。夕子ちゃんとか女子とかかかわるときは、人数増えてるし」。
確かに。
しかしながら西条くんの言っていることは正論でした。
なにしろ窃盗。捕まればそれなりのことは覚悟しなくてはなりません。今までやってきた多くの悪戯とはまったく違います。
「それでな、井上と千葉、おまえらは抜けろ」。
「え?僕はかまわないけど?」
グレート井上くん。
「だめだ。お前、親父の職業にどういう影響あるかわかんないからな・・・つまんないゴシップネタつくれないだろ?」。
「・・・」
「千葉も。お前の兄貴は警察官だからな。警察官の弟が窃盗罪じゃしゃれになんないもんな」。
「うん。まぁ、それはそうだけど・・・」。
「あと・・・1年坊は全員おりていいぞ。入学してすぐってのはキツいから」。
「後、抜けたいやつは抜けてくれ。残ったメンバーだけで実行だ」。
みんな黙り込みました。
やがて
「悪い。俺、今回はおりるわ。退学はさすがにシャレになんないからな・・・」。
「俺も・・・ミカちゃんには悪いけど・・・。さすがにそこまで人生かけらんないわ」。
そして村山くんも
「ごめん。僕は西条より停学回数多いんだ。次はもう退学しかないし・・・今回はだめだ・・・」
そうです。意外かも知れませんが、村山くんは西条くんよりも1度、停学を多くくらっていました。
「いいんだよ。村山・・・。無理言ってすまなかったな」
こうして、ひとりが抜けふたりが抜け、残ったのはわずか4人でした。
ひとりは僕。もうひとりは孝昭くん。
そしてジェミーと、新キャラ森田くん。
森田くんは僕たちのグループにあって貴重な文系人間で、唯一メガネをかけておりました。
風貌に相応して成績も良く(ただしグレート井上くんには負けてました)、手先も器用だったので、なにかと役にたつ裏方さんでした。
「ジェミー、1年は抜けていいって言ったろ?」
「んー。だいじょぶです。僕退学なってもぜんぜん平気だから」。
そうなんです。ジェミーはそこそこの規模の理髪店の一人っ子で、後を継ぐことが決まっていました。つまり高校を出ようと出まいと就職先が確定していたのです。
「それに僕がいてのジェミーアンドソーオンですからね!」。
なんで「オールスター」から「その他」になってんだよっ!
「森田、いいのか?」。
「ああ。僕、ここのメンバーではめずらしく停学一度もくらってないからね。次あってもみんなよりはましだと思うんだ。それに・・」
「それに?」
「あんなに子供になつかれたのはミカちゃんが初めてだったからさ。僕、初めて子供オンブしたよ」。
「そっか。サンキューな。森田」。
「じゃぁ、このメンバーでいこう。後は全員なんにも知らない。いいな?」
「ああ・・悪いな・・・西条。すまん」
と、抜けたメンバーたちは口々に謝りました。
「謝ることじゃないさ。なんてったって泥棒だからな・・・」。
孝昭くんが唐突に言いました。
「おまえら。ミカちゃんが将来、美人になっても知らねーぞ?ありゃぁ相当素質あるわ。夕子ちゃん以上だぜ。あの子」
「えっ!」
”コウノとクボがのこった”
”コウノとクボはなかまにはいりたそうにしてこっちをみている”
”どうしますか?”
”なかまにくわえる (A)”
♪チャリラリラリン
”コウノとクボはうれしそうにばしゃにのりこんだ”


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5章-第21話へつづく
「え?なんか、解散ならグループ名があったほうがカッコイイような気がして・・・」
「いやいや・・・そうとうドン臭いぞ。その名前」。
「え?そうですか?かっこいいと思ったのになぁ」。
「いや・・・その名前だったら、俺、最初からいねーから」。
「うん。仲間に入んないな」。
「うん。かかわりたくない。そのグループ」。
「わかりました、先輩。じゃぁ・・・・ え!ぼくらのジェミー&ヒズフレンズを!?」
「なんでそうなるんだよ!ばかっ!」
「え?だめですか?んー。しょうがないなー。じゃぁ、え!ぼくらのジェミー&オールスターズを!?」
「後ろじゃねーよっ!なんでお前が主役なんだっつってるの!」
「・・・せっかくオールスターにしてやったのに・・・・」。
「誰がしてくれって頼んだ?いつ頼んだ?ぁあん?」
実につまらないことでもめる僕たち。すでに小競り合いに発展してます。
西条くん。
「とにかくさ。これ、バレたら停学じゃ済まないかも知れないだろ?だから、有志だけの少人数でやったほうがいいと思うんだ。それで残りのメンバーは、まったくかかわりをなくす。なにも知らない」。
「そうだな・・・。逮捕もありえるからなぁ・・・・」。
うってかわって深刻です。
「てなわけでな。ただ今をもって、このサイジョー&ケライーズを解散する!」
「だからいつてめーの家来になったんだよっ!」
「こりねーやつだな!」
「だいたい今までで一番ださいぞ!その名前!」
「ほら。だからジェミー&オールスターズで我慢しときゃよかったのに・・・」。
「やなこったっっっっ!!!!!」
「ああー。頭痛てェー。なんでこのメンバーでやってこれたんだ?俺ら」。
それはですねー。同レベルが揃っているからです。
「あのさー。根本的に解散する、ってほどしっかりしたグループじゃないぞ。俺ら」。
「うん。ただ悪戯のとき集まってるだけだからな。人数いまいち不特定だし」。
「そうそう。夕子ちゃんとか女子とかかかわるときは、人数増えてるし」。
確かに。
しかしながら西条くんの言っていることは正論でした。
なにしろ窃盗。捕まればそれなりのことは覚悟しなくてはなりません。今までやってきた多くの悪戯とはまったく違います。
「それでな、井上と千葉、おまえらは抜けろ」。
「え?僕はかまわないけど?」
グレート井上くん。
「だめだ。お前、親父の職業にどういう影響あるかわかんないからな・・・つまんないゴシップネタつくれないだろ?」。
「・・・」
「千葉も。お前の兄貴は警察官だからな。警察官の弟が窃盗罪じゃしゃれになんないもんな」。
「うん。まぁ、それはそうだけど・・・」。
「あと・・・1年坊は全員おりていいぞ。入学してすぐってのはキツいから」。
「後、抜けたいやつは抜けてくれ。残ったメンバーだけで実行だ」。
みんな黙り込みました。
やがて
「悪い。俺、今回はおりるわ。退学はさすがにシャレになんないからな・・・」。
「俺も・・・ミカちゃんには悪いけど・・・。さすがにそこまで人生かけらんないわ」。
そして村山くんも
「ごめん。僕は西条より停学回数多いんだ。次はもう退学しかないし・・・今回はだめだ・・・」
そうです。意外かも知れませんが、村山くんは西条くんよりも1度、停学を多くくらっていました。
「いいんだよ。村山・・・。無理言ってすまなかったな」
こうして、ひとりが抜けふたりが抜け、残ったのはわずか4人でした。
ひとりは僕。もうひとりは孝昭くん。
そしてジェミーと、新キャラ森田くん。
森田くんは僕たちのグループにあって貴重な文系人間で、唯一メガネをかけておりました。
風貌に相応して成績も良く(ただしグレート井上くんには負けてました)、手先も器用だったので、なにかと役にたつ裏方さんでした。
「ジェミー、1年は抜けていいって言ったろ?」
「んー。だいじょぶです。僕退学なってもぜんぜん平気だから」。
そうなんです。ジェミーはそこそこの規模の理髪店の一人っ子で、後を継ぐことが決まっていました。つまり高校を出ようと出まいと就職先が確定していたのです。
「それに僕がいてのジェミーアンドソーオンですからね!」。
なんで「オールスター」から「その他」になってんだよっ!
「森田、いいのか?」。
「ああ。僕、ここのメンバーではめずらしく停学一度もくらってないからね。次あってもみんなよりはましだと思うんだ。それに・・」
「それに?」
「あんなに子供になつかれたのはミカちゃんが初めてだったからさ。僕、初めて子供オンブしたよ」。
「そっか。サンキューな。森田」。
「じゃぁ、このメンバーでいこう。後は全員なんにも知らない。いいな?」
「ああ・・悪いな・・・西条。すまん」
と、抜けたメンバーたちは口々に謝りました。
「謝ることじゃないさ。なんてったって泥棒だからな・・・」。
孝昭くんが唐突に言いました。
「おまえら。ミカちゃんが将来、美人になっても知らねーぞ?ありゃぁ相当素質あるわ。夕子ちゃん以上だぜ。あの子」
「えっ!」
”コウノとクボがのこった”
”コウノとクボはなかまにはいりたそうにしてこっちをみている”
”どうしますか?”
”なかまにくわえる (A)”
♪チャリラリラリン
”コウノとクボはうれしそうにばしゃにのりこんだ”


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5章-第21話へつづく







はじめまして。
おもしろくって涙出てきます!
最高!
たまさん、はじめまして〜。
お楽しみいただけているようで、なによりでございます。
引き続きお楽しみください!
SUKABURAさんから来ました。
今年中には、皆さんに追いつきたいと思っています。
っとここに書き込んでも誰もきがつかねーんだろうな。
>ひま人さん
気づきますよ〜。
ありがとうございます。ここからだんだん本番ですね。
今日中は無理かも〜
コウノとクボ、好きです。
西条くん………グループきっての考え無しの煩悩の権化なのに、皆の立場を考えて、重犯罪になりそうな件からは手を引かせる…。
そんな気配りを誰から教わったのでしょうか。
近年頻発する少年犯罪とは、明らかに一線を画してますね。
犯罪は犯罪なのですが、なんというか、傷付く恐れがある者への配慮というか…。
人間の心を感じます。きっと、そんな西条くんだからこそ、終結したケライーズなのでしょうね!