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その日の目覚めは、おせじにもいいものではありませんでした。
いえ。犯罪を犯す日だからではなく、この夏の盛りに、猫が腹の上で寝ていたからなのですが・・。
今回は、ジェミーを着替えさせる必要がありましたので、僕の家に一旦集合しました。
なぜ僕の家か、と言いますと「女の子が訪れて怪しまれない家」が、他になかったからです。
しかし、僕の家も親戚が盆帰りで大量に宿泊していたため、かなり肩身のせまい集合でした。
ジェミーの着替えは、みなさんの想像される「着替え」とは、まったく異なるものです。
それはやはり「改造」の部類に属するものでしたが、僕たちはすでに手慣れたものでした。
あっという間にバイオニックジェミー2号再現!
その日の目覚めは、おせじにもいいものではありませんでした。
いえ。犯罪を犯す日だからではなく、この夏の盛りに、猫が腹の上で寝ていたからなのですが・・。
今回は、ジェミーを着替えさせる必要がありましたので、僕の家に一旦集合しました。
なぜ僕の家か、と言いますと「女の子が訪れて怪しまれない家」が、他になかったからです。
しかし、僕の家も親戚が盆帰りで大量に宿泊していたため、かなり肩身のせまい集合でした。
ジェミーの着替えは、みなさんの想像される「着替え」とは、まったく異なるものです。
それはやはり「改造」の部類に属するものでしたが、僕たちはすでに手慣れたものでした。
あっという間にバイオニックジェミー2号再現!
が
「ス、スカートが短くなってる!」
「ほ、ほんとだ!普通の女子高生になっちゃってるぞ」。
「ジェ、ジェミー!お前、なんてことを・・・・・」。
孝昭くんが頭をかかえます。
そうです。孝昭くんが持って来たのはお姉さんの「スケ番ロングロングスカート」。
それを「切ってしまった」ら、あのお姉さんのこと、命の保証がありません。というか、命そのものがありません。
「ああ・・・俺の人生・・・」。
しかしジェミー。
「あ。これ?僕の従兄弟から借りたんですよ。おまつりで仮装大会やるって言ったら簡単に貸してくれました」。
「仮装大会?」
ああ・・・なんでその手を思いつかなかったのでしょう?
一同
「なあるほどぉ〜」
が、
「そんな手あるんなら、なんで最初っから言わねーんだよっ!!」
結局はぼこぼこにやられるジェミー。
しかし、昨夜のスケ番ジェミーと異なり、なんと見目麗しいことでしょう?
白くまぶしいセーラー服に膝上スカート。そして白いハイソックス!やっぱり女子高生はこうでなくてはなりません。
最近ルーズソックス流行りですけど、やっぱり白いハイソックスにはかないません。えーえー。
「へっへっへ。ねーちゃん、いいケツしてんじゃん」
また孝昭くんがやってます。
「孝昭。お前・・・たいがいにしろよ・・・」。
「うーん。自然にこうなっちゃうんだよなー」。
自然になるって・・・相当問題あるぞ。お前。
しかし、準備も整い、意気揚々と家を飛び出す僕たち。
それを見つけた僕の母が
「あら?女の子も来ていたの?」
「あ・・・ああ」。
自慢じゃありませんが、僕の家を女の子が訪ねることは珍しい事ではありませんでした。
まぁ、ジェミーは「女の子」じゃありませんが・・・。
すると母
「えっと・・・ひとみちゃん、でしたっけ?また来てくださいな」。
「!」
この時僕は確信しました。
母は、僕が女の子を連れて来るたびに「○○ちゃんでしたっけ?」と、毎度違う女の子の名前を言ってくれては必ずもめ事の原因となっていたのですが、それは「母の勘違い」とばかり思っていました。しかしジェミーのおかげではっきりしました。母は「わかってやっていた」のです。思えば、ひとりずつ正確に名前がスライドしているっていうのもヘンな話でした。
なんちゅう親だ(※実際、結婚するまでやられ続けました)。
おわかりでしょうか?僕の悪戯好きは、血だったのです。血。
僕たちはバイクに分乗。ジェミーは孝昭くんのCBの後ろです。
「行こう!花火大会へ!」
さすがにこの頃になると、メンバーには緊張感が漂っていました。ジェミーを除いてですが。
ジェミーは、すでにバイクにタンデムした女子高生そのもの、というより、少しはしゃぎすぎの女子高生そのもので
「ひゃっほー」とか、奇声を乱発しておりました。
そして花火大会会場。
西条くんの言うとおり、会場である河川敷では、午前中からすでに花火大会の準備が始まっておりました。
「いよいよ・・・だな」。
「ああ・・・」。
ゴク・・・。僕は生唾を飲み込みました。
いえ。きっとみんな同じだっただろうと思います。
メンバーから言葉が消えました。
ジェミーがさすがに緊張した面持ちで言いました。
「そ、そうだ。先輩方」
「ん?なんだ?」
「すっごい重要なこと忘れてました・・・」。
「な、なんだって?またなにか・・・」。
みんなに緊張が走ります。
「ええ、あのですね・・・思ったんですが・・・」
「うん」。
「グループ名変更してもいいですか?」
「好きにしろよ!ヒズフレンズでも、オールスターでも、その他でもいいからよっ!」
「ああーーーー!やっぱり軽く考えてますね!?」
「いやいや。重要だからさっ!エールするんだろ?で、なんてグループ名なんだよ!」
もうみんなやけです。
「ええ。それがですね。ジェミー&ルパン・ザ・サーズっていうんですけど・・・」
げ。ださっ!
「ああ。ああ。いい名前だな。じゃぁ、それで決定な?」
「うーん。でも、アンドソーオンも捨てがたい・・・」。
「ここで迷うな!馬鹿!」
「先輩、どっちがうまくいくと思います?」
「知らねーよっ!」
おかげですっかり緊張の糸がずたずたにちぎれた僕たち。
え?エールですか?やりましたよ・・・。
グループ名ですか?一番書きたくない名前です・・・。
僕たちの手元には、西条くんが書いた去年の花火大会の見取り図がありました。
彼の説明によると、準備の間、花火玉は川の湿気が届かないように、川からは遠い草木のない場所に置いてある、とのこと。
また、突然の雨に備えてあるため、なんらかのカバーがされている、のだそうです。
橋の上から確認すると、確かにその通りの位置に、それらしき箱の集まりが確認できました。
「あれが玉だな」。
「するとあっちが発射火薬かな・・・」
そして
「作戦開始だ!」
「おおーーー!」
「行くぞ!ジェミー&ルパン・ザ・サーズ!」
「お、ぉぉー・・・・・・」


1日1回!人気ブログランキング
5章-第25話へつづく
「ス、スカートが短くなってる!」
「ほ、ほんとだ!普通の女子高生になっちゃってるぞ」。
「ジェ、ジェミー!お前、なんてことを・・・・・」。
孝昭くんが頭をかかえます。
そうです。孝昭くんが持って来たのはお姉さんの「スケ番ロングロングスカート」。
それを「切ってしまった」ら、あのお姉さんのこと、命の保証がありません。というか、命そのものがありません。
「ああ・・・俺の人生・・・」。
しかしジェミー。
「あ。これ?僕の従兄弟から借りたんですよ。おまつりで仮装大会やるって言ったら簡単に貸してくれました」。
「仮装大会?」
ああ・・・なんでその手を思いつかなかったのでしょう?
一同
「なあるほどぉ〜」
が、
「そんな手あるんなら、なんで最初っから言わねーんだよっ!!」
結局はぼこぼこにやられるジェミー。
しかし、昨夜のスケ番ジェミーと異なり、なんと見目麗しいことでしょう?
白くまぶしいセーラー服に膝上スカート。そして白いハイソックス!やっぱり女子高生はこうでなくてはなりません。
最近ルーズソックス流行りですけど、やっぱり白いハイソックスにはかないません。えーえー。
「へっへっへ。ねーちゃん、いいケツしてんじゃん」
また孝昭くんがやってます。
「孝昭。お前・・・たいがいにしろよ・・・」。
「うーん。自然にこうなっちゃうんだよなー」。
自然になるって・・・相当問題あるぞ。お前。
しかし、準備も整い、意気揚々と家を飛び出す僕たち。
それを見つけた僕の母が
「あら?女の子も来ていたの?」
「あ・・・ああ」。
自慢じゃありませんが、僕の家を女の子が訪ねることは珍しい事ではありませんでした。
まぁ、ジェミーは「女の子」じゃありませんが・・・。
すると母
「えっと・・・ひとみちゃん、でしたっけ?また来てくださいな」。
「!」
この時僕は確信しました。
母は、僕が女の子を連れて来るたびに「○○ちゃんでしたっけ?」と、毎度違う女の子の名前を言ってくれては必ずもめ事の原因となっていたのですが、それは「母の勘違い」とばかり思っていました。しかしジェミーのおかげではっきりしました。母は「わかってやっていた」のです。思えば、ひとりずつ正確に名前がスライドしているっていうのもヘンな話でした。
なんちゅう親だ(※実際、結婚するまでやられ続けました)。
おわかりでしょうか?僕の悪戯好きは、血だったのです。血。
僕たちはバイクに分乗。ジェミーは孝昭くんのCBの後ろです。
「行こう!花火大会へ!」
さすがにこの頃になると、メンバーには緊張感が漂っていました。ジェミーを除いてですが。
ジェミーは、すでにバイクにタンデムした女子高生そのもの、というより、少しはしゃぎすぎの女子高生そのもので
「ひゃっほー」とか、奇声を乱発しておりました。
そして花火大会会場。
西条くんの言うとおり、会場である河川敷では、午前中からすでに花火大会の準備が始まっておりました。
「いよいよ・・・だな」。
「ああ・・・」。
ゴク・・・。僕は生唾を飲み込みました。
いえ。きっとみんな同じだっただろうと思います。
メンバーから言葉が消えました。
ジェミーがさすがに緊張した面持ちで言いました。
「そ、そうだ。先輩方」
「ん?なんだ?」
「すっごい重要なこと忘れてました・・・」。
「な、なんだって?またなにか・・・」。
みんなに緊張が走ります。
「ええ、あのですね・・・思ったんですが・・・」
「うん」。
「グループ名変更してもいいですか?」
「好きにしろよ!ヒズフレンズでも、オールスターでも、その他でもいいからよっ!」
「ああーーーー!やっぱり軽く考えてますね!?」
「いやいや。重要だからさっ!エールするんだろ?で、なんてグループ名なんだよ!」
もうみんなやけです。
「ええ。それがですね。ジェミー&ルパン・ザ・サーズっていうんですけど・・・」
げ。ださっ!
「ああ。ああ。いい名前だな。じゃぁ、それで決定な?」
「うーん。でも、アンドソーオンも捨てがたい・・・」。
「ここで迷うな!馬鹿!」
「先輩、どっちがうまくいくと思います?」
「知らねーよっ!」
おかげですっかり緊張の糸がずたずたにちぎれた僕たち。
え?エールですか?やりましたよ・・・。
グループ名ですか?一番書きたくない名前です・・・。
僕たちの手元には、西条くんが書いた去年の花火大会の見取り図がありました。
彼の説明によると、準備の間、花火玉は川の湿気が届かないように、川からは遠い草木のない場所に置いてある、とのこと。
また、突然の雨に備えてあるため、なんらかのカバーがされている、のだそうです。
橋の上から確認すると、確かにその通りの位置に、それらしき箱の集まりが確認できました。
「あれが玉だな」。
「するとあっちが発射火薬かな・・・」
そして
「作戦開始だ!」
「おおーーー!」
「行くぞ!ジェミー&ルパン・ザ・サーズ!」
「お、ぉぉー・・・・・・」


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5章-第25話へつづく







あああ、いよいよですね
ジェミー&ルパン・ザ・サーズ
明日が待ち遠しいです!
連日コメント記録樹立、がんばりますから!〜笑
はい。いよいよです。長かった〜。
なんかじわじわと延ばしている自分がいたのも確かなんですが。
実は、話にはいろいろと補足したいことなどもあるわけなのですが、コメント書いていただけると、それができるので助かります。
実際のときとの差とか、フィクション部分であるとか、時代背景であるとか、なかなか本文には書けませんから。
当時ですね。『ルパン三世』は大ブームを呼んでおりまして、中高生の憧れの的でした。
で。実際この名前でやりました。もちろん、内輪以外誰も知らないのですが。
エールがまたかっこわるくて、まぁ、いやでしたね。
と言っても覚えていらっしゃらないかも知れませんが。
続いてますねー。毎日更新されてるのがすごいです。
前のブログに掲載されていたときは、1週間に1度ほどだったのに、確かにこの長さだととんでもなく長い話になってしまいますね。
おもしろい展開にわくわくです。がんばってくださいね。
モロ平さん、こんにちは!
前回は引っ越し最中にコメントいただいてましたね。
読み続けていただき、ありがとうございます。
当時は、1日のアクセスが4とか5とかでした。
いまや数百人のかたがおいでいただけるようになりましたのも、昔っからご愛読いただきました皆様のおかげです。
そうですね。昔のペースだと、ここまで到達するのは数年かかったかと思います。そう思えば大進歩!
とにかく、5章が終わるまでは、毎日更新したいと思います。今後ともよろしくお願いしま〜す!
「ルパン・ザ・サーズ」のエール、傍で見てる分には楽しいでしょうが、当事者となると...(笑)。
「ルパンださー!」と勘違いして歌っていた小学生時代を思い出します。
読み返し、多分4〜5回目。やめられない止まらない♪
>akikoさん
るぱんださ〜〜〜〜♪